さて、ここからが本題である。
と言いたいところだが、私が本題を語る前に彼の返事が来た。
ある意味ではすでに私の語ることはなくなってしまった。
しかし、一応書いておこう。
昔、パソコン通信というコミュニケーションの場があった。
いや、今でもあるか。
とにかく私のが学生の頃、このパソコン通信を毎日毎日やっていた。
パソコン通信というものはコミュニケーションの場である。
ここでの投稿はハンドル名と呼ばれる通称で行われ、ある程度の匿名性が存在する。
しかしここではテーブルトーク RPG のようにプレイヤーとキャラクターの区別はない。
たとえ「服部典弘」という人間が「tenkou」という名前で投稿しても、「tenkou」=「服部典弘」なのである。
私などは複数の場所で「tenkou」でバリバリ投稿していた。
そのため、「服部典弘」を知っている人間よりも「tenkou」を知っている人間の方が多かったぐらいであった。
よく匿名性があると無責任でボボボボという話があるが、当時の私は「tenkou」という名前を使うときのほうが責任重大だったような。
閑話休題。
結局言いたかったことは、ネットワーク RPG はどちらに分類されるか、ということだ。
「テーブルトーク RPG に決まっとるやんけ!」といいたいところである。
しかし私が Ultima Online をやっていた頃、ゲームの中で「追試いつだっけ?」とかいっていたのも事実である。
何故か!
坊やだからではない。
それはネットワーク RPG の目的というのが多種多様だからであろう。
ゲームでもあるし、ゲーム+コミュニケーションツールでもあるように思う。
私の中ではあいまいではある。
一般的にも人それぞれの捕らえ方をしているのではないだろうか。
そこが問題だといえよう。
彼の返事の中に出会い系チャットの話があった。
私の中での出会い系チャットの分類はパソコン通信の方である。
私に言わせれば出会い系チャットはテレクラのようなものである。
ある意味どちらもみんなの目的は一緒だしね。
確かに出会い系チャットはいつでもリセットできるのだが、テレクラのヒット率を考えるに出会い系チャットにおいてはそれほどリセットしている人も多くはないのではないだろうか?
そういう意味ではネットワーク RPG の方が厄介だ。