JL077

な JA8187 で HHW->KIX へ go!

Gate: 28
Seat: 01H

行きと同様、本来 JL087 と JL077 のダブルヘッダーなのを、 JL087 を欠航させている。しかし帰りは行き以上の問題があった。それは本来 Beoing 747-400 で運行するところを Beoing 747-300 で運行したところだ。

Beoing 747-400 と 300 は外見上はほとんど見分けがつきにくいが(ただし JAL の場合は採用しているエンジンが違うので見分けがつきやすい)、中身は別物だといえ、安全性には格段の差があると思っている。実際 300 は 97 年に大韓航空の HL7468 がグアムに墜落しているが、400 はこの前のシンガポール航空の滑走路でクレーンにぶつかった事故以外、損失はないのだ。

まず、コックピットが違う。300 までの 747 は小さなメーターやらスイッチやらが大量にある従来型のもので、400 から CRT となった。また、300 までは機長、副操縦士、航空機関士の 3 マンクルーであるが、400 からは機長、副操縦士 3 マンクルーになっている。また 400 からはフライバイワイアになっており、御巣高山に落ちた日航機の墜落原因とされる油圧系統の問題(自衛隊機が打ち落としたという説もあるが)はクリアされている。

次に、内装が違う。現在の JAL の 747-400 ではほとんどの機体がエコノミークラスも含め全席パーソナルテレビがついている。しかし、747-300 にはビジネスクラスですらパーソナルテレビはついていないのである。細やかな照明制御や空調制御も 300 にはなく、おまけにトイレも 400 のバキューム式ではなくボットン便所だ。

そもそも私が JAL を贔屓にしているのも、 JAL が 伊丹-羽田線に Beoing 747-400D を投入しているからで(ANA は Beoing 747SR だったりする)、そうでなければ ANA に乗ってスターアライアンスのマイルをためるに決まっている。つまりは、そのぐらいの差が同じ 747 にもあるのである。

とはいえ 1H といったらおそらく全座席のうちでもっとも快適で、最も優先度の高い座席だけあり、かなり快適であった。

ちなみに JA8187 は製造番号 24019 の Beogin 747-346SR で、エンジンは P&W JD9D-7R4G2。日本航空に1988年2月22日に納入され N6038E から JA8187 になった。1999年まで国内線で使用されたが現在は国際線にコンバートされ、リゾッチャ塗装でホノルル線やオーストラリア線で活躍中である。過去には「スーパーリゾートエキスプレス沖縄」仕様になったり、「福岡ユビバーシアード」仕様になったりした機体である。